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あらすじ

自主自律を旨とし、ほとんどの学校行事を生徒が企画・運営しているこの学校では、卒業式も生徒が立案したプランで準備が進められていた。

しかし、式も近づいた2月末になって、突如教師側から「待った」がかかる。
国旗の掲揚と国歌の斉唱を実施してこなかった同校の卒業式が、県の教育委員会で問題になったというのだ。

自分達の案を急に否決され、納得がいかない生徒側。県から指示を受け、実施させなければいけない教師側。
双方とも一歩も引かない膠着状態の中、卒業式は刻一刻と迫ってくる。

そして生徒は、校則の中から「連絡協議会」という制度を持ち出す。
それは、遥か昔、生徒と教師が対立したときに開かれた会議にして、調停のための最後の手段。

かくして、生徒vs教師の直接対決の火蓋が切って落とされた…!